― 居宅ケアマネ・施設ケアマネとの違いを感じたこと ―
ケアマネとして働く場所には、いくつかの種類があります。
居宅ケアマネ、施設ケアマネ。
私はこれまで居宅ケアマネと、老健の施設ケアマネを経験してきました。
そして今、グループホームで働き始めて感じているのは、
同じケアマネ資格でも、見える景色が全く違うということです。
今回は、これまでの経験と比べながら、
グループホームの計画作成者という立場で感じている違いを書いてみたいと思います。
グループホームは「生活を全部見る仕事」
グループホームでは、計画作成者も現場に入ります。
私の場合は、勤務のほとんどが介護業務で、
ケアマネ業務として時間をもらっているのは月に数日ほどです。
でも、その分大きく違うのは、
利用者の生活を丸ごと見ることができるという点です。
シフトに入っていれば、
・夜間の様子
・排泄の状況
・食事の様子
・不穏になった時の変化
など、日々の生活の細かい部分まで見ることができます。
例えば、不穏になられた時でも、
声かけ一つで表情が変わることがあります。
そういった変化を 自分の目で見て感じることができる のは、
グループホームならではだと思います。
老健の施設ケアマネとの違い
以前、老健で施設ケアマネとして働いていた時は、現場に入ることはありませんでした。
主な業務は
・書類作成
・家族対応
・受診調整
・救急搬送の対応
などでした。
利用者の様子については、
・3ヶ月ごとのカンファレンス
・各専門職からの報告
で知ることが多く、
フロアに行っても長時間関わることは難しく、
正直なところ、見えていないことや知らないことも多かったと思います。
居宅ケアマネの良さ
居宅ケアマネとして働いていた時は、
毎月の訪問で利用者さんとゆっくり話ができる時間がありました。
その時間はとても楽しく、利用者さんの思いを直接聞ける大切な時間でもありました。
ただ、何も問題がなければ訪問は月に1回だけです。
普段の生活の様子は
・サービス事業所からの報告書
・電話連絡
などで知ることが多くなります。
例えば
・薬はきちんと飲めているのか
・自宅でどのように過ごしているのか
・近隣との関わりはあるのか
など、支援がそれほど入っていない利用者ほど、
実際の生活が見えにくい部分もありました。
グループホームだからできるケアプラン
今、私が関わっているのは1ユニット9人の利用者です。
グループホームは2ユニットなので、全部で18人の利用者が生活しています。
自分が介護職として生活の場に入り、日々の様子を見ながら関わる。
その上でケアプランを作ることができるのは、
とても個別性のある支援につながると感じています。
ただ、まだ働き始めて2ヶ月。
利用者の生活を理解してきたとはいえ、まだまだ把握しきれていないことも多く、
頭の中で整理しきれていない部分もあります。
それでも、少しずつ利用者一人ひとりの生活が見えてくる感覚は、
今までのケアマネの仕事とはまた違う面白さがあります。
ケアマネという仕事は同じでも、
・居宅ケアマネ
・施設ケアマネ
・グループホームの計画作成者
では、利用者との距離や関わり方が大きく違います。
そして今感じているのは、生活の中に入って関わるからこそ見えるものがあるということです。

