33歳のとき、子ども二人を連れて離婚しました。
若かったこともあり、不思議と怖さはあまりなく、むしろ「やっと動ける」という気持ちの方が大きかったのを覚えています。
もちろん、生活していくためには働かなければなりません。
簿記や秘書検定など、事務系の資格はいくつか持っていましたが、21歳で結婚してから実務経験がなく、一般企業の仕事は思うように見つかりませんでした。
今振り返れば、もう少し時間をかけて探せば選択肢はあったのかもしれません。
それでも当時の私は、「今すぐ働けること」を優先し、ヘルパー2級の資格を活かせる近所のデイサービスの求人を、ハローワークで見つけて面接を受けました。
こうして始めた介護の仕事が、結果的に私の働き方や考え方を大きく変えていくことになります。
33歳で離婚し、働く必要があった現実
33歳で離婚しました。
当時の私は、いわゆる「離婚後の喪失感」や「後悔」とは少し違う状態だったと思います。
正直なところ、離婚できたことでやっと解放されたという気持ちの方が強く、
「ここから、子どもたちとやり直していける」
そんな前向きな感覚を持っていました。
怖さがなかったわけではありません。
でもそれ以上に、まだ若く、まだ動けるという実感がありました。
立ち止まって悩むよりも、
まずは生活を立て直すために動かなければならないという意識の方が先に立っていました。
唯一、心に引っかかっていたのは子どもたちのことです。
引っ越しや転校をさせてしまったことに対しては、
「申し訳ない」という気持ちがずっとありました。
だからこそ、
この選択を無駄にしないためにも、
ちゃんと働いて、生活を安定させよう
そう自分に言い聞かせるように、仕事探しを始めました。
資格はあったが、仕事はすぐに見つからなかった
離婚後、すぐに働く必要がありました。
当時の私は、簿記や秘書検定など、いくつかの事務系の資格を持っていました。
ただ、21歳で結婚していたこともあり、
事務職としての実務経験はほとんどありませんでした。
派遣会社を通して仕事を探してみたものの、
「すぐに働ける仕事」は、思っていたほど簡単には見つかりませんでした。
とはいえ、深く悩んでいたわけでもありません。
今振り返ると少し驚きますが、
当時は若さもあって、「ダメなら次を考えよう」くらいの感覚でした。
時間をかけて探せば、事務の仕事に就けた可能性もあったと思います。
でもその時の私は、
とにかく早く働き始めることを最優先にしていました。
そんな中で、自然と思い出したのが、
以前取得していたヘルパー2級の資格でした。
ヘルパー2級を活かしてデイサービスを選んだ理由
事務職がすぐに見つからず、
「今すぐ働ける仕事」を考えたとき、
自然と思い浮かんだのが、以前取得していたヘルパー2級の資格でした。
ハローワークで求人を見ていて、
目に留まったのが、近所にある小規模デイサービスでした。
正直、いくつも比較検討したわけではありません。
その職場だけを受けに行き、
面接を受けて、そのまますぐに決めました。
当時は、先のことを深く考えていたわけでもなく、
「まずは働く」「生活を立て直す」
それだけを考えていました。
デイサービスを選んだ理由も、とても現実的です。
日勤のみで働けること、
子どもたちの生活リズムに大きな影響が出にくいこと。
そして、自宅から近かったこと。
今振り返ると、
ずいぶん勢いのある決断だったと思います。
それでも、当時の自分にとっては、
無理がなく、ちょうどよい選択でした。
33歳で離婚し、
子どもたちとの生活を支えるために、
「今できる仕事」を選んだだけでした。
この時点では、
介護の仕事を長く続けるつもりも、
将来のビジョンも、特に持っていません。
ただ、ヘルパー2級という資格に背中を押され、
ハローワークで見つけたデイサービスに、
深く考えずに飛び込んだ。
それが、すべての始まりでした。
次の記事では、
実際に働き始めたデイサービスでの経験と、
そこで感じた「介護の仕事の意外な一面」について書いていきます。

