「どうしたらいいの?」認知症の方の不安と、現場で感じた関わり方

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グループホームで働いていると、認知症が進行した利用者の方から
「どうしたらいいの?」と不安そうに聞かれる場面があります。

その言葉の背景には、自分でもどうしていいかわからない戸惑いや不安があるのだと思います。

今回は、食事の場面で印象に残っている関わりについて、感じたことを書いてみたいと思います。

食べたいのに食べられない

ある利用者の方は、認知症の進行により失行や失認の症状が見られていました。

食事の時間になると、目の前に食事があっても、
「どうしたらいいの?」と不安そうにされていました。

食べたい気持ちはあるのに、お箸の使い方や食べ方がわからなくなっている様子でした。

そこで、右手にお箸、左手に小鉢を持っていただき、
「食べてくださいね」と声をかけると、ゆっくりと食べ始めることができました。

そして、「これ美味しい」と笑顔で食べてくださったのです。

進行とともに変わる食事の形

その後、認知症の進行とともに、お箸を使って食べることも難しくなっていきました。

それでも食べたい気持ちはあり、手で食べ物をつかんで口に運ばれていました。

その様子を見て、
・手でつかみやすい形にする
・手づかみでも食べられるようにする
など、食事形態を工夫するようにしました。

ご自身である程度食べてもらい、残りを介助するように関わりました。

最初から介助しない理由

最初から全介助をすると、
「ごめんね。私わからなくて」
「どうせ私なんて…もう死ぬだけだから」と悲観的な言葉が出ることもありました。

できないことが増えることで、自己否定につながってしまう様子もありました。

だからこそ、
「できることは自分でしてもらう」
「できない部分をサポートする」
そのバランスが大切なのだと感じました。

現場に入るからこそ見えること

このような変化は、日々の生活の中で関わっているからこそ気づけることだと思います。

食事の様子だけでも、
・食べたい気持ち
・できること
・できなくなってきたこと
が少しずつ変わっていきます。

その変化に合わせて関わり方を変えていくことが、その人らしさを支えることにつながるのかもしれません。


認知症の方の「どうしたらいいの?」という言葉には、不安や戸惑いが含まれていると感じます。

すぐにすべてを手助けするのではなく、できることを大切にしながらサポートすること。

その関わりが、安心や自信につながることもあるのだと思います。

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